１．ナンシーズ

車の隅に、自動2輪と書かれたスーパーの駐車場。
チャリンコ置き場でいつも邪魔にされていた。
最近知ったよ。
よかったねスーちゃん。
狭いけどいつも空いてます。

「すごいバイク乗ってるね～」

かごを片付けながらおじさんが興味津々。
ライダーなら話も合うけど・・・

「いくらあんの？」
「ヘェ！」
「よく走る？」
「ヘェ！」
「じゃーいろいろ乗ってるんだ？」

まあ一応･･･センヒャクを･･･

「ほー(･ｏ･)」

そこ！
一番驚くところじゃね？！

２．素人

「人のバイクに勝手にまたがるヤツ」

韓国製のカコイイスクタで通ってるB君。
へーこんなのあるんだ？
あまり見かけないね。
シート高くね？
足つくの？

「大丈夫ですよ」
「乗ってみてください」
「走ってきていいですよ^^」

なんて話してるところへ洗い場のおばちゃん。
じゃーアタシはヘルメットをって、強引にかぶっちゃった(ーДー；)
B君もきっぱり断ればいいのに。
ただ遊んでるんじゃないんだよ。

メットなんて。
半キャップじゃなくて、フルだよ？
バイクなんか知らんおばちゃんが、遊び半分にかぶったメットなんて。
イヤだろうね・・・B君。
人がいいよ。

３．聞き流し

駐車場でスーちゃんを囲んで、バイクの話。

「何シーシー？」
「モトクロスやってんだ？」
「どの辺まで行くの？」
「キャンプ？！」
「夏なんか気持ちいいでしょ！」

チョット目を放した隙に、おじさんがスーちゃんにまたがって、
ゴイゴイ遊んでるッ！

ゴルァ～Σ(ﾟДﾟ)ノ

友達が、息子が、オレの若い時・・・
知らんくせに、知ったような、人から聞いたような話で、
無理矢理盛り上げようとしなくていい。
バイクをきっかけに、オネイサンと仲良くなろう、
なんかそんな下心さえ見え隠れ。
話題作りが浅はかで必死なのが痛い。

そのうちぱったり口を利かなくなった。
そんなに冷たくしたかしら。
別にバイクの話で盛り上がらなくたっていいじゃない。
わからない人と話合わせてるの、疲れるんだもの。
向こうが気を使ってるつもりかもしれないが、こっちが疲れる。
疲れない？

まーアタイがどんな人か、探りたいのかもね。
バイクの話なら饒舌になると思って。
そんな気遣いは無用です。
ただの世間話のつもり？
仕事の話なら早く言って。

スーちゃんは鼻が長いし、手足も長い、
ブロックタイヤだし、びよーんと大きく、
いかにもバリバリ走りそうな、スーパーマシンに見えるのかね。

通勤グメンバーはほとんど原チャリです。
アタイも原チャリだったら何も言われなかったのかな。
いや、これから先も絶対ありえない。

　本日のおまけ















　髪型古～

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